春日山原始林を未来へつなぐ会

お知らせ

【報告】7/1第18回春日山原始林観察会

報告が随分遅れてしまいましたが、7/1に大阪産業大の前迫教授をお迎えして春日山原始林の観察会を行いました。

テーマは「特別天然記念物・世界遺産、春日山原始林を歩いて、生態学から森林を考えてみよう。―その重要性と危機―」 長年春日山原始林の照葉樹林の生態系をテーマに研究をされてきている前迫先生に、フィールドで直に話を聞きながら現状について理解を深めましょうという観察会でした。今回は定員いっぱいのお申し込みをいただき、春日山への関心の高まりも感じる機会となりました。

 酷暑でしたが、台風の影響で風があり全員元気に終えることが出来まし。説明を受けながら丁寧に観察していくことで春日山が抱えている問題が浮き彫りになりました。現在、点在している植生保護柵では生態系全体として保全していくことは困難であることから、様々な自然のデータをとり考証を重ね、森とシカのバランスを考えていくことが必要とのことでした。

―参加者の声―

・春日山原始林に新たな考え方が持てて良かったです。
・健康と知性と感性が詰まった贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
・①山の形態が面白かった。②非日常の話で、帰って図鑑を調べてみます。
・初参加。鹿が植生に大きな害を与えていることを理解できた。
・暑い日でした。春秋の植物の花、実の時も案内して欲しい。皆様ご苦労様でした。先生、ありがとうございました。春日山の歴史的な生態(長い時間、時代?)を見つめることが出来ました。
・前迫先生のお話は森・シカも(一体として)自然の体系を捉えて下さったので とてもわかり易く、納得できるのものでした。
・解説を聞きながら、おもしろかった。
・易しく、詳しく、説明して頂き収穫があった。