初夏の陽気となった4月23日(土)奈良公園登大路園地でアースデイ奈良2022が開催されました。
つなぐ会では例年実施している「春日山自然学校プロジェクト2022」と題して、春日山原始林を歩くコースと、親子で奈良公園の自然をネイチャーゲームで楽しむコースの2つで開催しました。
○歩いて学ぶ春日山コース
現在、つなぐ会では「SDGs学び旅」で修学旅行生などのガイドなどを積極的に行なっており、今回もガイドグループのメンバーで対応となりました。12名のお申し込みに対して、今回はグループでお申し込みいただいている方々と、それ以外という形で少人数でじっくり楽しんでいただく行程としました。
春日山原始林の現状などをお伝えするとともに春の春日山の自然を楽しんでいただきました。タイミングの良いグループではリスに出会えたり、ニホントカゲに出会えたりとそれぞれ春の気持ちの良い春日山を感じる機会となったようです。
参加者のアンケートでは以下のような声をいただきました。
・自然にふれて生き返りました。又行きます。
・知らないことを知れた。新緑が美しかった。これから春日山を歩くのが楽しくなる。
・植物や春日山の課題について、実践的にわかりやすく説明して下さったので良かったです。
・一人で行くだけでは知ることができないような知識を、たくさん教えていただきました。
・ただ歩くだけでなく、道中で見つけた虫・草木について、詳しく説明していただいたから。知らない自然について学ぶことができた!
・いろんな植物や動物を見れて、春日山の様子が知れました。水を保水するための山を守る活動も知れました。
・原始林がかかえる問題点がわかった。鹿との共存は大きな問題
・ガイドさんのお話を聞かないと発見できないことがたくさんありました。原始とありますが、生態系が崩れつつある現実を知り学びが多かったです。
・春日山の魅力を感じられて良かったです。
○親子で楽しむネイチャーゲーム
もう一つのプログラムは、奈良県シェアリングネイチャー協会に指導を依頼してネイチャーゲーム体験を実施しました。
今年は、午前・午後ともに満員のお申し込みでコロナ禍でなかなか外遊びがしづらくなった状況に対して積極的にお申し込みいただけたようです。
プログラムでは、ネイチャービンゴや森の美術館など感性を活かした自然の楽しみ方を体験するプログラムのほか、奈良公園の人気者ルリセンチコガネにも出会えて非常に満足度が高いプログラムとなりました。
参加者の感想では以下のような声をいただきました。
・木の名前、虫の名前、自然を感じた
・たくさんの奈良公園の自然を見れて、触れられてとても楽しかったです。森の美術館は子供たちの感性にびっくり!ステキでした。センチコガネを見れて感激でした。
・子どもたちが頼んでいて良かった。
・森の中を美術館に見立てて、枠を使って作品作りするのが子供は新鮮で楽しかったようです。
・ルリセンチコガネにも出会い、自然を違う見方で体験できた。
・びじゅつかんで自分で作ったり、ほかの人の作品を見たりするのが楽しかった。
・楽しかったのでもっと長いとよかった。
・るりいろこがねに会えた
・普段の生活では気付かないことを体験できたので家のまわりでできたらやってみたいです。
・自然の中からいろんな姿を見つけることが楽しかったようです。
・年長さんでしたが、触ったり匂いをかいだり楽しめるプログラムでよかったです。奈良公園のことを知れる良いきっかけになりました。
・ビンゴやシカのまつぼっくりの食べ方や知らないことがわかり楽しかったです。
・アート
・子どもが喜んで参加していました。
・身の回りにある自然で様々な楽しみがある事に気が付かされた。
春日山原始林アートプロジェクト関連企画第2弾は、春日山原始林の秋を楽しむネイチャーゲーム体験です。
紅葉の季節となる春日山原始林をただ眺めるだけでなく、さまざまな感覚を使って春日山原始林を体感しましょう!
気持ちよく原始林を楽しんだら、奈良公園バスターミナルで開催されているアートプロジェクトへも足をお運びください。11/28は最終日となりますので、ぜひお見逃しなく!
第35回世界遺産春日山原始林観察会
「秋の原始林を楽しもう!」
開催日 2021年11月28日(日)
時 間 10:00〜12:30
集 合 春日大社本殿バス停前(春日大社国宝殿前)
解 散 春日山遊歩道内(現地解散)
参加費 500円(つなぐ会会員は無料)
対 象 小学生から大人まで(小学生は、保護者の同行が必要)
定 員 20名程度
申込み https://forms.gle/j9B6fpa8BYag74NZ7
持ち物 持ち物 飲み物、帽子、虫除け、長袖長ズボン、運動靴、(雨具)、敷物、筆記用具、バンダナ、暖かい服装で
講 師 山本素世(奈良県シェアリングネイチャー協会)
世界遺産春日山原始林観察会。新型コロナウイルスの影響で、今年度はなかなか開催できないでいましたが、いよいよ再開をすることになりました。
再開の第1回目は、11/20(土)から開催される「春日山原始林アートプロジェクト2021」に関連する企画として実施します。
秋の春日山原始林を感じて歩き、首切り地蔵の大杉のあった場所で大杉の端材を使ったアクセサリー作りを行います。
撮影:前川俊介
世界遺産春日山原始林観察会
「春日山原始林で大杉のアクセサリーづくり」
春日山原始林内滝坂の道(旧柳生街道)首切り地蔵の傍らにあった大杉の端材をつかったアクセサリーを、大杉があったその場所でつくるワークショップです。
滝坂の道を歩き、春日山原始林の素晴らしさと現状の危うさを感じていただいたのち、大杉のあった場所で木を削り、落ち着いた気持ちでアクセサリー作りを行います。
9月に開催した京都での春日山原始林アートプロジェクト2021でも会場となった京都府民ホールアルティの日本庭園を眺めながら実施しましたが、今回は、元となる春日杉があったその場でのワークショップです。
森歩きとものづくりを組み合わせた体験となります。体験後は、奈良公園バスターミナルで開催されているアートプロジェクトへもお越しください。
開催日 2021年11月21日(日)
時 間 9:30〜14:30
集合場所 飛鳥中学校前
参加費 1500円(材料費等込み)
対 象 10名(小学校高学年以上推奨)
講 師 山下ゆりこ(ジュエリー作家)
お申込 https://forms.gle/mhAgU5VL6Cm25h5L7
持ち物 お弁当、飲み物、タオル、敷物、防寒着
服 装 ハイキングの服装(歩きやすい靴:トレッキングシューズ推奨)長袖、長ズボン
※この観察会は奈良コープ環境活動助成を活用して実施します。