春日山原始林でいきものたちが動き出す「はる」を探します。
みんなでたくさんの「はる」をみつけて森を楽しもうと思います。
ルーペでかんさつしたり、ねころんだり、においを嗅いだり。
季節をじっくり感じて楽しみましょう。
親子で一緒にご参加ください。
<奈良市主催事業>
原始林の木々たちも葉っぱの赤ちゃんが生まれます。
これはなんだろう?葉っぱ?お花?
キッラキラの昆虫も目覚めているかもしれません。
森でごろんとねころんで。空を眺めてみよう。何が見えるかな?
*春日山原始林は保護区のため採取禁止となります。虫取り網等の持参は控えてください。
実施日 3月24日(日)9:30〜12:30頃 ※小雨決行
集 合 春日大社本殿バス停(春日大社国宝殿カフェ前)
解 散 水谷神社周辺
対 象 小学生とその保護者
参加費 無料
定 員 30名
締 切 3月11日(月)※定員に達した場合は抽選
主催:奈良市
企画・運営:春日山原始林を未来へつなぐ会
お申込み 以下フォームからお申し込みください。
https://forms.gle/MXgcd85xLqiM9RUW6
※本プログラムは、奈良市からの委託を受けて春日山原始林を未来へつなぐ会が企画・運営を行うものです。
※収集する個人情報については適切に管理し、本業務以外に使用いたしません。
2024年02月09日
寒いような、そうでもないような。でもやっぱり寒いですかね。
今年の山焼きはよく焼けました。去年を思えばちょうど寒波がやってきて春日山は雪景色になっておりました。
1月に市民観察会をやりましたが、今回は、会員の交流を主目的とした「季節の春日山を楽しんで歩こう」という趣旨の会です。
先導役も会員の中で得意分野ややりたいことがある方が中心で実施します。
今回は、コケ(蘚苔類)です。種名まで見ていくとちょっと大変ですが、コケの面白さを皆さんで楽しみながら歩ければという趣旨です。
果たしてコケを見ていて鶯の滝まで辿り着けるのか?という懸念は
ありますが、参加者の皆さんの歩み次第というところです。
会員が中心となりますが、よろしければ会員外の方でもご参加いただけます。
以下イベント詳細となります。
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2/18(日)春日山原始林ウォーク
コケを見ながら鶯の滝へ
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四季の原始林を楽しみながらあるく会員中心
の観察会です。コケ好きな会員が案内して、歩きます。
開催日 2024年2月18日(日)11:00〜15:00
集 合 若草山駐車場(解散も)
https://maps.app.goo.gl/cijML36sXubcEx9n7
※若草山ドライブウェイは通行料がかかります。各自ご負担をお願いします。
※各自で集合場所までお越しください。
(送迎等はありません)
参加費 会員無料(一般500円)
持ち物 防寒対策・ルーペ・お弁当
※会員同士の交流を中心とした観察会となりますが、
希望があれば一般の方の参加も可能です。
※寒い季節となりますので、十分な防寒対策をお願いいたします。
※途中離脱可能です。
申し込み https://forms.gle/r4SWqcjpbPPc
今年は、バッチリ焼けた若草山山焼きの翌日、第43回目となる観察会を開催しました。
今回のテーマは「石仏」春日山原始林の南端に位置する「滝坂の道(旧柳生街道)」沿いには
いくつもの磨崖仏が残っています。
今回は、この磨崖仏や石塔などを研究されている大阪大谷大学の狭川先生をお迎えして石仏めぐりを行いました。
■開催概要
第43回世界遺産春日山原始林観察会「春日山の石仏」
開催日 2024年1月28日(日)9:00〜12:00(予定より早く終了)
場 所 春日山原始林・滝坂の道、地獄谷国有林(地獄谷石窟仏)
参加者 27名(スタッフ含む)
講 師 狭川真一先生(大阪大谷大学)
寒い時期にも関わらず、一般の方、つなぐ会会員合わせて定員間近までお申し込みをいただきました。
ポイントポイントで非常にわかりやすく、石仏群が作られた経緯や、どのような考えだったかの考察を交えながらのお話は非常に学びの多い時間となりました。
東大寺・興福寺、そして春日大社など春日山に関わる当時の信仰やその変遷などについても学び、禁伐以前の春日山もやはり社寺との関係や奈良の街との関係が深かったことを意識させられました。
また、久しぶりに滝坂の道を歩かれた狭川先生は、滝坂の道沿いの特に石仏がある岩場の木々がとても少なくなっていることに驚きと、崩落への危機感をお話しいただきました。また、これまで木々に隠れて
見えなかった新たな石仏や遺構が見つかるかもしれないともお話しされていました。
(※原始林内は許可のない立入が禁止されています。歩道外、特に石仏近くは崩落の可能性もあり非常に危険な状態ですので絶対に立ち入らないようにしてください)
これまでもガイドの機会などで紹介してきた石仏群が、あらためて貴重なものであることを再確認する機会となりました。人々の信仰や浄土への願いなど様々な想いが込められた場所である春日山。
現代の私たちにとってもかけがえのない大切な森として、今後も微力ではありますが、保全の取り組みを進めていく必要性を感じました。
(すぎやま)
滝坂の道沿いに設置された唯一の植生保護柵について説明。
石仏が見えるポイントでわかりやすい狭川先生の解説をいただけました。
これまで、なかなか見つけられなかった「石像岩四仏」やっと場所がわかりました
「朝日観音」弥勒仏がなぜ掘られているのかも今回解説の中で理解することができました。
朝日観音を開設いただいている様子。