2021年10月22日
滝坂の道にあった、「首切り地蔵大杉」の端材を活かしたアート展「春日山原始林アートプロジェクト2021」が京都府民ホールアルティにて、9/18〜10/17の1ヶ月にわたり、開催されました。
今年2月に奈良市もちいどの商店街にあるBONCHIで開催につづき、第2回目となる展示会では、11名の作家の方々に協力いただき、新たな作品も加えた展示会となりました。
また、今年は作家のみなさんのコラボ作品として、首切り地蔵大杉の6mの幹周りサイズの「春日山原始林探検双六」が登場。コマもサイコロも大杉から作られ、会場中央に設置されました。
昨年は現地でのワークショップを行いましたが、今年はアルティの日本庭園を望む素敵な場所で、大杉の端材を使ったワークショップを開催しました。双六づくりの発案者の作家の大矢さんを講師に双六のサイコロやコマを作る体験や、つなぐ会のメンバーでジュエリー作家の山下さんに大杉端材を活かしてアクセサリーを作る体験を実施していただきました。
その他、つなぐ会のメンバーによる来場者が自由参加できる木工体験も実施。
会場となる京都府民ホールアルティは、京都御所すぐ近く、つなぐ会のメンバーも好きな大きな木々が見える場所にあります。今回、京都で実施するにあたり会場を探していた私たちが、参加作家さんのつながりでご紹介いただき、この企画の趣旨にも賛同いただいたことで実現した長期間にわたる展示会でした。
春日山原始林は奈良県を出て京都まで行くとやはり知らない方が多くいらっしゃいました。会場は演奏会や演劇などで利用されるホールでしたので、ホールでの催しがない場合はなかなか来場者が少ない状況だったのですが、京都新聞に取材をいただき掲載されたことをきっかけに、多くの方にご来場いただくことができました。
中には観光バスで春日山を巡った思い出をお聞かせいただけたり、先日歩かれた話を伺ったり。首切り地蔵の大杉がさまざまな形で、多くの方に届いているのを感じる機会となりました。
この展示会、次は、奈良公園バスターミナルでの開催を予定しています。奈良公園を訪れる多くの皆さんに春日山原始林と大杉の話が残り、春日山原始林を未来へつなぐ活動へ応援をいただければと思っています。
奈良会場:奈良公園バスターミナル
https://npbt.jp/
開催期間:11月20日(土)-11月28日(日)9:00-18:00
※最終日は16:00まで
この事業は、「花王みんなの森づくり活動助成」を受けて実施しています。
主催:春日山原始林を未来へつなぐ会
企画・運営:一般社団法人はなまる
後援:奈良県