あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。。。。
2月2日に開催した観察会についての報告です。
今回は川上村の「森と水の源流館」の木村全邦さんに講師をお願いしたところ、「苔」を愛する幅広い世代の方々にご参加いただくことができました。
ルートは春日大社境内地、「上の禰宜道」を歩き石・土・岩・木についたコケを木村さんの解説を受けながらルーペ等で観察、滝坂の道を同様に歩き、原始林の手前にある「滝坂の森」と原始林の入り口まで歩きました。
当日は、好天に恵まれ、みなさん地面にしゃがみながら苔の世界を楽しんでいただきました。
コケ(蘚苔類)という植物がどのように地球上で世代を残し続けてきたのか、また、春日山原始林の環境が苔にとっては決して良い環境ではないものの、その中でしたたか(?)に世代を繋げる種についても観察することができました。
【参加者の感想】
・コケのいろいろが見られてよかった。
・原始林についての話、コケのお話をとても楽しかった。
・コケの多さに驚いた。いろいろな形、生体、生育場所によっても異なることにも驚きました。
・木村さん他講師の話がわかりやすかった。
・普段目にすることの多いものの、注目することはなかったので、種名や特徴の見方などいろいろな話を聞くことができてよかった。
・今まで気づかなかったコケの世界を知れてとても興味深かったです。ルーペで見るとコケの繊細な様子を見れて感動しました。また、春日山の自然の多様さも感じられました。
・普段素通りしていたコケがこんなに面白いものとは知りませんでした。春日山の歴史もとても興味深かったです。
・何だろうと気になっていたコケや面白い名のコケなど知れて勉強になり楽しかった。
・ゆっくり観察できてたしかったです。かすがやまげんしりんの環境が今後少しでも良くなればと思いました。
・もう少しコケに親しめるアプローチが欲しかった。
・億年前からの時間軸を視野に入れたコケの解説、とても興味深かったです。豊かな生物相が未来まで続いて欲しいと思いました。