春日山原始林を未来へつなぐ会

事務局日誌

春日山原始林入門講座 第2回を実施しました。

2/26(木) 春日山原始林入門講座の第2回を実施しました。

今回は、春日山原始林の巨樹についてと、原始林の森林生態系について学ぶ機会となりました。
冒頭は、本会副会長でもあり、グリーンあすならの甲斐野さんより原始林の巨樹についての講義です。
当初の予定では、外へ出ての観察と言うことでしたが、この日は生憎の雨。
室内でじっくり学ぶ機会となりました。

講義では、原始林内の巨樹について、グリーンあすならで過去に調査した結果などを元に、どのような巨樹が存在しているかについて知ると共に、巨樹の定義などについて学びました。また、原始林全体の地図を示しながら、今後のつなぐ会で実施していく保全活動について、どのようなことを実際にやっていくかなどについても解説がありました。
講義は、一方的なものではなく、実際の木材標本を持ってきて木に触れる体験を入れるほか、随時会場からの質問に答えながらの講義で参加者の理解も深まる講義となっていたようです。 後半は、大阪産業大学の前迫ゆり教授から「春日山原始林の森林生態系とシカとの共生」をテーマに講義をいただきました。こちらは、原始林の森林生態系の基本的な樹木構成などについて学んだほか、現在大きな影響を与えているシカとの関係について学びました。 今後の活動についての具体的なイメージと、現状について把握する良い機会となりました。