春日山原始林を未来へつなぐ会

お知らせ

【保全活動】2022年度も保全活動がはじまっています。

春日山原始林を未来へつなぐ会では、継続的に原始林での保全活動を行なっています。

今年も、ナラ枯れ対策のトラップ設置を行いました。
春日山原始林は、シイ・カシを中心とした常緑広葉樹林ですが、これ等の木々に「カシノナガキクイムシ」という甲虫が入り、甲虫が持っている菌により木が枯れてしまう「ナラ枯れ」が発生しています。

こちらでも紹介しています。https://kasugatsunagu.com/now

2016年から2018年までは、多くの木が枯死し、原始林内に広範囲に被害がありましたが、現在では減少傾向にあります。

奈良県では、予防対策として薬剤の樹冠注入を行うなどの対策をしており、つなぐ会では、トラップの設置による捕獲を行なっています。
捕獲自体は、周辺の個体数の把握ができないので効果を疑問視する傾向もありますが、減少傾向にある現在では、保全とモニタリングの意味も込めて活動を継続しています。

今は気候も良いので気持ちよく作業ができています。
そのほか、原始林内に設置した保護柵の点検なども行っています。またこちらで報告しようと思います(杉山)