秋の三連休の最終日、ネイチャーゲームを楽しむ観察会を実施しました。
講師は、奈良県シェアリングネイチャー協会の理事長でもある山本さん。今年は、シニアの方から、子供まで幅広い年齢の方々にご参加いただきました。
自然の中で遊びを通して学ぶ「ネイチャーゲーム」のアクティビティのうちから、芸術の秋を楽しむプログラムとして、自然をフレームで切り取って楽しむアクティビティや、折り紙を使って森の中から自然の色探しを行うアクティビティなど、大人も子どももそれぞれの感性を活かした作品を作りました。
11月後半からは、春日山原始林アートプロジェクトも始まり、芸術の秋を感じる季節となりますね。春日山の紅葉は12月頃になりそうですが、ぜひまた森へ訪れていただきたいものです。
まだまだ暖かい日が続く10月末に奈良公園にて奈良公園のシカをテーマに観察会を実施しました。
講師は、奈良教育大学自然環境教育センターの辻野先生にお越しいただきました。
集合場所の飛火野は、奈良のシカと触れ合うスポットとして多くの観光客の方がいらっしゃいました。集合後、御蓋山遥拝のポイントまで移動して、春日山、御蓋山、若草山、高円山の森について簡単な解説と、シカという動物についての解説を頭骨の実物標本なども用いながら解説をいただきました。
その後、シカの身体のつくりなどについて観察しながら学びます。また、イラクサなど植物の側の対応がどのようなものか、奈良公園に点在するイチイガシの巨樹なども合わせて観察しました。
最後に奈良公園・浮雲園地・春日野園地周辺でシカの繁殖行動を観察。秋のオスの鳴き声を聞いたり、オス同士の対決なども見ることができました。
最後のまとめとして、「シカとの共生」というキーワードについて、共生には、6つのタイプがあるという話が印象的でした。私たちの思い描く「相利共生=お互いが利益のある状態」だけでなく、その関係も視点や状況によって変化することをかんがえると、現在のシカと原始林の関係はどのような共生になるのか、相利共生を理想としつつ、状況に応じて共生の形を変えていくことで、春日山原始林を未来へつなぐことができるのではないかと考えさせられました。(文責:すぎやま)
短い秋を楽しむ観察会!怒涛の三連ちゃんとなっております(汗)
第3弾は、シダ!会員の中からも要望の多かったシダの観察会を開催します。シダが好きすぎて吉野で私設の植物園をつくってしまった「しだのすみか」の木下さん(通称:しだちゃん)を再び講師に迎えての開催です。
気に留めないと違いも分かりにくい「シダ」。花も咲かず、地味な印象がありますが、よくよく見たら面白いところがたくさんあります。
シダ愛溢れる解説で、シダに親しむ観察会になればと思います。
なかなか機会のない観察会、ぜひご参加ください!
第47回 世界遺産春日山原始林観察会
シダちゃんと春日山原始林を歩こう
開催日 2024年11月9日(土)
時間 9:00〜12:00頃
集合・解散 飛鳥中学校前
参加者定員 20名程度(先着順)
講師 木下 茉実 氏(しだちゃん)
(しだのすみか)
参加費 500円(会員無料)
※この観察会はならコープの「環境活動助成」を活用して実施します。
お申込みは以下フォームよりお願いします。
https://forms.gle/y9rt3pUaSCm27ibe9