春日山原始林を未来へつなぐ会

お知らせ

【情報】10/13 <特別講演会>生物多様性保全をグローバルとローカルの取組み から学ぶ

2019年09月26日


古都奈良の文化財のひとつ「平城宮跡」に2018年にオープンした「平城宮跡歴史公園」その一角にある「平城宮いざない館」にて、講演をさせていただく機会をいただきました。
ローカルの話は皆様ご存知かと思いますが、英国立キュー博物館の山中先生の話を聞く機会はなかなかないと思いますのでぜひご参加ください。(事務局 杉山)

<特別講演会>
生物多様性保全をグローバルとローカルの取組みから学ぶ
~英国王立キュー植物園・奈良春日山原始林~

 生物多様性保全の取組みをリードする英国王立キュー植物園で植物画を描くボタニカルアーティストとして活躍する山中麻須美さんを招き、キュー植物園における取組みを通じて世界における生物多様性の現状と課題を学びます。
 また、奈良の都市部近郊に位置しながら1,000 年以上もの間守られてきた春日山原始林。約300haの照葉樹林が残られているこの森は、様々な要因で維持することが難しくなってきています。こうした課題と現在の取組みについて、春日山原始林を未来へつなぐ会事務局長の杉山拓次氏にお話をしていただきます。
 参加者からの質疑を交えながら、これらグローバルとローカルの取組みや課題を重ねあわせて意見交換を行います。

■開催概要

日時: 令和元年10月13日(日) 13:30~16:30
場所:平城宮いざない館多目的室

(奈良県奈良二条大路南三丁目5番1号朱雀門ひろば内朱雀大路から朱雀門を正面に見て右側の建物)

スケジュール:13:00~ 受付け
       13:30~ 講演会開始、講師紹介
       13:35~ 山中麻須美氏による講演
           (英国王立キュー植物園)
       15:05~ 杉山による講演
           (春日山原始林を未来へつなぐ会事務局長)
       16:05~ 質疑応答、意見交換

参加費: 500 円 ※大学生以下は無料

定員: 200名

申込・問合せ: 平城宮跡管理センター
TEL 0742-36-8780 FAX 0742-36-8781
E-mail heijo-kikaku@prfj.or.jp
Website https://www.heijo-park.go.jp/
FAX・メールでお申込みの場合は、「生物多様性講演会希望」のほか、代表者の電話番号・参加者全員のお名前をご記入ください。

主催: 平城宮跡管理センター
後援: 奈良県、奈良市、(公社)日本造園学会関西支部、(一社)公園管理運営士会西日本支部、(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会関西支部


【参加者募集】秋のおとなスケッチ in春日山原始林

第25回世界遺産春日山原始林観察会
秋のおとなスケッチ in春日山原始林

春日山原始林に訪れた秋の気配を、
思い思いに切り取るスケッチ会を開催します。
講師を招いて一からレクチャーいただくので、
初心者・経験者問わずご参加いただけます。
絵筆を通して、原始林の魅力を発見してみませんか?

【日時】10月6日(日) 9:30~14:00頃
【集合】奈良交通バス『春日大社本殿』バス停
【定員】20名(高校生以上に限る)
【持ち物】
日頃ご自身でお使いのスケッチの道具
※初心者の方は実費1000円で初心者用キットをご用意します。(鉛筆、ねりゴム、スケッチ用水彩絵具3色、水筆ペン、ポストカードサイズのスケッチブック)。
ティッシュ、携帯用チェアまたは敷物、透明ではない傘(白い紙に当たって反射する日差
しを遮るために使用)、帽子、昼食、飲み物 、虫よけスプレー、動きやすい服装
【参加費】1人500円(保険代込)。
【締切】9/30(月)

※初心者用キットが必要な方は別途1000円。準備が必要ですので、ご要望の方は必ずお申し込み時にお伝えください。

【講師】平田有加 氏(水彩画家  近鉄文化サロン上本町・阿部野 水彩画講師)
【中止等の判断基準】当日朝7時の気象庁の天気予報で、奈良県北部の午前中の降水確率
が50%以上の場合は中止。

お申し込み

以下のフォームからお願いします。
https://forms.gle/eYDcetPH8j1rHyP9A


【報告】8/3 奈良公園で名探偵!開催しました。

暑い暑い日が続いた8月3日に、「奈良公園で名探偵!」というプログラムを実施しました。

「森の主からの挑戦状がとどいた」という設定のもと、
参加者を3つのグループに分けて、それぞれ探偵団を結成。
森の主からの「お題」に答えて奈良公園や春日山の自然について遊びながら学ぶプログラムです。

冒頭は、ウォームアップの動物クイズ。
みんなで相談して特徴から絞り込み、動物を当てるクイズです。
初めは戸惑いながら、徐々に仲間同士相談して春日山に住む生き物について知ることができました。

2つ目は、木を探すプログラム。与えられた証拠品をもとにフィールドにある木を探しました。
各自には探偵道具としてルーペを渡して探偵気分を盛り上げました。
グループごとに与えられた証拠品から見事に木を探し当てました。

最後は、フィールドビンゴ。自然の中からビンゴカードに該当する自然物を探しだし、見事全てのミッションを解決してくれました。


普段の観察会とは違うプログラムを行うことで、奈良公園の自然から、春日山原始林につながる自然環境がどのようなことになっているかを伝えるプログラムとなりました。

主な感想

(小学生)

・動物のクイズが面白かった。コガネムシやイノシシの食べ跡などを発見できて楽しかった。

・ゲームが楽しかった。協力してできた。

・グループで一緒に考えるのが楽しかった

・推理が当たって楽しかった

・森のいろいろなことがわかってよかった

 

(大人)

・謎解きが楽しかった。

・普段何気なく歩いている公園にたくさんの生き物がいて、姿が見えなくても生き物の落とし物によって

・何が生存しているのかがわかり、いつもと違った公園の楽しみ方を知った。

・ルーペでの観察が楽しかった

・大人も勉強になることが多く、とても楽しいひとときだった。

・楽しく自然を学べてよかった。子どもたちも集中して学んでいた。