さて、さて、ひと月前の話ですが、アースデイ奈良で開催した「春日山自然学校プロジェクト」。お天気も良い中で無事終了しました。
詳しい報告は、SAVE JAPAN プロジェクトのウェブサイトに掲載しておりますので、こちらをご覧ください。
SAVE JAPAN プロジェクト「春日山自然学校プロジェクト」
今回、春日山を歩くコースには、高校生がスタッフとして入ってくれました。記録をお願いした所一眼レフをもって撮影してくれたので、ここではその写真をアップさせていただきます。
集合写真!ここから4つのコースに別れました。
春日山コースは大人から子どもまで幅広くご参加いただきました。
水谷川沿いの風景。イロハモミジの新緑が美しいですね。
遊歩道手前で、ちょっとお話。春日山原始林がどんな森なのかを説明しています。
新緑の春日山遊歩道。この日は天気もよく若草色がとても美しい!
ナギ林エリアで、原始林の抱えている問題について簡単にお話。
皆さん耳を傾けてくれています。
天然記念物の碑と奥には「洞の仏頭石」が。
立ち枯れたツクバネガシの枯木。そこから伸びているのは、コシアブラ。
素敵な写真を撮影してくれたFくん。ありがとうございました。
あっという間に5月も後半…。
既に数ヶ月が経過してしまいましたが、3月に開催した「ならまちの変遷からシカを考える」のレポートです。
つなぐ会にとって、「シカと森の共生」は一つの大きなテーマです。
人々が多く暮らす奈良町での「人とシカ」のあり方を見つめ直し、これからの関係を考えていくことで「原始林とシカ」の共生のヒントが見えてくるのではないかと考えています。
今回の観察会は「まち歩き」と「講義」をあわせた観察会。
講師に国立民族博物館、外来研究員の東城さんをお迎えして開催しました。
いつもは春日大社からスタートする観察会ですが、今回はJR奈良駅!
奈良の旧市街にあたる奈良町エリアを歩きながら「人とシカ」の歴史について学びました。
途中、奈良町資料館では、大和名所図会や昔の奈良町周辺の絵地図資料なども見学しながら、ならまちの変遷についてまち歩きを楽しみました。
その後、奈良のシカ愛護会の鹿苑から鹿を見学してから、室内での講義。奈良の鹿愛護会の活動内容や鹿苑がどのようになっているかなどを詳しくお話を頂いた他、昔の人々の鹿との付き合い方について講義いただきました。
参加者の声(抜粋)
昨年末に毎日新聞さんに取材いただいた記事が、元旦に引き続き掲載されました。今回は、シカの問題を中心に会の活動、普及啓発について取り上げています。
https://mainichi.jp/articles/20180404/ddl/k29/040/484000c
春日山原始林は奈良公園の一部として奈良県が管理する場所です。保全活動の主体も奈良県で、つなぐ会は市民団体として、その一部について、許可を頂いた上で、協力しているという立場に過ぎません。
その意味では、私たちは春日山原始林のことをもっとPRし、現状についての理解を深め、より保全活動が進むように普及啓発を行うことが重要な活動と考えています。
4/21のアースデイ奈良では、観察会イベントの他、ブースでも原始林の現状についてや、簡単なクラフト、ご支援のお願いなどを通じて、春日山への関心を高めていただければと考えています。
ぜひ、春の奈良公園へお越しください。
アースデイ奈良
http://www.geocities.jp/earthdaynara/
春日山自然学校プロジェクト
http://savejapan-pj.net/sj2017/nara/event/post_1.html