徐々に紅葉が綺麗になってきました。奈良公園も見頃を迎えていますね。
さて、つなぐ会では、今年度より、奈良市の「エコキッズならのこども」という小学3年生向けの環境教育の出前授業を行う団体として、登録しています。
今年度希望された学校が2校あり、そのうち1校は春日山原始林が校区にほど近い椿井小学校でした。
ECOキッズの授業では、地球温暖化問題に関することと、普段、無意識的に眺めている森(春日山)がどのような森なのかに気づいてもらう授業を行ないました。
後日、先生方より「秋の遠足で春日山を歩こうと思う」とご相談いただいたので、ぜひお手伝いさせてください!となりました。
つなぐ会の普及啓発WGのメンバーで、遠足に同行。春日山の木々のこと、今起こっている事(ナラ枯れ、下層植生の衰退)、ただ歩いてるだけでは見過ごしてもらう所に気づいてもらいました。
奈良の市街地の中にある椿井小学校から、春日山を鶯の滝まで歩き、若草山を下山するコース。全体で15キロほどの道のりを元気に歩いてくれました。
終了後、学校からお礼のお手紙が届きました!
みなさん、今まで見ていただけの春日山がグッと身近に感じてもらえたようです。
つなぐ会では、このような形で、学校での環境教育支援も行なっていければと考えております。ご関心がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
※この活動は、アサヒグループホールディングス(株)の「アサヒワンビールクラブ」よりご支援いただいております。
秋晴れの中、第20回となる「世界遺産春日山原始林観察会」を開催しました。
今回のテーマは「どんぐり」春日山原始林はシイ・カシ類を中心とした常緑広葉樹の森。つまり、色々な種類のどんぐりがある森です。
講師役は、当会副会長の酒井さん。
春日山原始林と奈良公園のどんぐりを巡り歩きました。
今年は夏の猛暑続き、2度の台風襲来の影響からか、原始林及び奈良公園平坦部にドングリの実が少ないようです。
そのため、説明用のどんぐりを用意しじっくり観察してその違いを確認しました。
春日山遊歩道北部のイチイガシ巨樹。
原始林の現状についても合わせてお伝えしました。
奈良公園内では、スダジイや
【参加者の声】
ナラ枯れの恐ろしさを実感。人が炭を使わなくなり、自然のサイクルに難しい課題が発生。守ることの大切さを痛感。
どんぐりのことがいろいろとわかった
どんぐりに興味があり独学で種類を覚えていたが、実地で詳しく解説が聞けて飛躍的に理解が深まった。子どもも地元の貴重な自然と触れ合えて喜んでいる。
クリスマスツリーを作るのが楽しかった(アラカシの葉)
ドングリ・樹木の種類や特徴が多く、興味を持った
説明がわかりやすく、実物も見て楽しく観察できた
ドングリ以外のことも教えてもらえてよかった
ドングリをこれほどゆっくり見たことはなかった。いろいろあって驚いた
種類が多いことを知った。違いを知ってうれしかった。
ドングリのことがたくさんわかった。見分け方もわかってよかった
図鑑では見分けられないドングリも、詳しい解説でよくわかった
多種類のドングリ、勉強になった。子どもには少し難しかったかな?
予告しておりました、観察会の情報です。
今回は、原始林の自然を楽しむネイチャーゲーム*を行います。
ぜひご参加ください!
第21回世界遺産春日山原始林観察会
「原始林でネイチャーゲーム!」
原始林を様々な感覚を使って楽しもう!
春日山原始林には不思議がいっぱい。
森ではどんなにおいがするだろう?
どんな音がきこえてくるのだろう?
こんなところにも生き物がいるよ。
木に触ってみると
見ているだけではわからなかったことがわかるかも?
ネイチャーゲームを通して
春日山原始林を
見て、聞いて、触って、嗅いで、体験しよう
そして、より身近に森の自然を楽しもう
開催日:2018年11月18日(日)
時 間:10:00〜14:00
集合場所:春日大社本殿バス停前(春日大社駐車場)
対 象:小学生から大人(小学生は保護者の同伴が必要)
定 員:30名(先着順)
実施場所:春日山原始林、及び遊歩道周辺
参加費:おひとり500円(保険、資料代)
持ち物:お昼の弁当、飲み物、虫除け、敷物、筆記用具、バンダナ
お申し込み方法
メールで下記あてに
1. お名前(参加者全員)
2.ご住所
3.電話番号 をご連絡ください。
※小学生のお子様の場合は年齢も合わせてお知らせください。
申し込みメールアドレス:kasugatsunagu@gmai
*ネイチャーゲームとは?
ネイチャーゲームは、「シェアリングネイチャー」の考え方にもとづく活動です。自然に関する特別な知識がなくても、豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しめる自然体験活動で、自然の不思議や仕組みを学び、自然と自分が一体であることに気づくことができます。
1979年に米国のナチュラリスト、ジョセフ・コーネル氏の著書『Sharing Nature with Children』において発表されました。
160種類以上のアクティビティがあり、日本でも環境教育プログラムとして活用されています。
奈良県シェアリングネイチャー協会
公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会