春日山原始林を未来へつなぐ会

事務局日誌

【報告】第20回春日山原始林観察会

2018年11月12日

秋晴れの中、第20回となる「世界遺産春日山原始林観察会」を開催しました。

今回のテーマは「どんぐり」春日山原始林はシイ・カシ類を中心とした常緑広葉樹の森。つまり、色々な種類のどんぐりがある森です。

講師役は、当会副会長の酒井さん。
春日山原始林と奈良公園のどんぐりを巡り歩きました。
今年は夏の猛暑続き、2度の台風襲来の影響からか、原始林及び奈良公園平坦部にドングリの実が少ないようです。

そのため、説明用のどんぐりを用意しじっくり観察してその違いを確認しました。

 

春日山遊歩道北部のイチイガシ巨樹。

原始林の現状についても合わせてお伝えしました。

奈良公園内では、スダジイや

【参加者の声】

ナラ枯れの恐ろしさを実感。人が炭を使わなくなり、自然のサイクルに難しい課題が発生。守ることの大切さを痛感。

どんぐりのことがいろいろとわかった

どんぐりに興味があり独学で種類を覚えていたが、実地で詳しく解説が聞けて飛躍的に理解が深まった。子どもも地元の貴重な自然と触れ合えて喜んでいる。

クリスマスツリーを作るのが楽しかった(アラカシの葉)

ドングリ・樹木の種類や特徴が多く、興味を持った

説明がわかりやすく、実物も見て楽しく観察できた

ドングリ以外のことも教えてもらえてよかった

ドングリをこれほどゆっくり見たことはなかった。いろいろあって驚いた

種類が多いことを知った。違いを知ってうれしかった。

ドングリのことがたくさんわかった。見分け方もわかってよかった

図鑑では見分けられないドングリも、詳しい解説でよくわかった

多種類のドングリ、勉強になった。子どもには少し難しかったかな?

 


第21回世界遺産春日山原始林観察会 原始林でネイチャーゲーム!

予告しておりました、観察会の情報です。
今回は、原始林の自然を楽しむネイチャーゲーム*を行います。
ぜひご参加ください!

 

第21回世界遺産春日山原始林観察会

「原始林でネイチャーゲーム!」

原始林を様々な感覚を使って楽しもう!
春日山原始林には不思議がいっぱい。

森ではどんなにおいがするだろう?
どんな音がきこえてくるのだろう?
こんなところにも生き物がいるよ。
木に触ってみると
見ているだけではわからなかったことがわかるかも?

ネイチャーゲームを通して
春日山原始林を
見て、聞いて、触って、嗅いで、体験しよう

そして、より身近に森の自然を楽しもう

開催日:2018年11月18日(日)
時 間:10:00〜14:00
集合場所:春日大社本殿バス停前(春日大社駐車場)
対 象:小学生から大人(小学生は保護者の同伴が必要)
定 員:30名(先着順)
実施場所:春日山原始林、及び遊歩道周辺
参加費:おひとり500円(保険、資料代)
持ち物:お昼の弁当、飲み物、虫除け、敷物、筆記用具、バンダナ

お申し込み方法
メールで下記あてに
1. お名前(参加者全員)
2.ご住所 
3.電話番号 をご連絡ください。
※小学生のお子様の場合は年齢も合わせてお知らせください。

申し込みメールアドレス:kasugatsunagu@gmail.com

*ネイチャーゲームとは?

ネイチャーゲームは、「シェアリングネイチャー」の考え方にもとづく活動です。自然に関する特別な知識がなくても、豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しめる自然体験活動で、自然の不思議や仕組みを学び、自然と自分が一体であることに気づくことができます。

1979年に米国のナチュラリスト、ジョセフ・コーネル氏の著書『Sharing Nature with Children』において発表されました。
160種類以上のアクティビティがあり、日本でも環境教育プログラムとして活用されています。

奈良県シェアリングネイチャー協会
公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会

 


【報告】10/21 第19回春日山原始林観察会を開催しました。

9月29日に予定していた第19回観察会 今が一番ピッカピカ! 森の宝石「ルリセンチコガネ」を探そう!は中止としていましたが、その後、講師の中村さんと日程調整を行い、9月の時点でお申し込みいただいた方を中心に10月21日(日)に同様の観察会を実施することが出来ました!10月に入ってからバタバタと進みましたので、大きく広報は行わず、9月の代替日として実施することとしました。

 抜けるような青空の下、小学生2名を含む14人にご参加いただきました。

午前中はひなた・日陰と場所を変えて糞虫を探し、午後からは北部遊歩道で講師の中村さんが朝から仕掛けた糞に集まる糞虫を観察。

 単なる糞虫探しや一方的な講義を聞くのではなく、参加者が自分たちで調査し、その結果をふまえて生息状況を考察する、という科学的なストーリーが素晴らしく、参加者の方からも好評でした。

ひなたではカドマルエンマコガネ、チビコエンマコガネ、ウスイロマグソコガネ、日陰ではルリセンチコガネ、センチコガネなどさまざまな種類を観察し、原始林の生物多様性に触れることができました。

【参加者の感想】

大変楽しい有意義な観察会でした。いっぱい見られて良かった。オオセンチコガネ、センチコガネ両方見られて良かった。

中村先生と一緒に説明を聞きながらルリセンチコガネを見つけることが出来て とても楽しく奈良公園の自然にも関心をもてました。

いろんな ふん虫が見れておもしろかった。

初めての機会でした。これからは気を付けて見ようと思います。

生態の違いも分かって良かった。

シカのふん1つにふん虫1匹位の勢いでいるのかと思っていたので意外でした。

初めて観察会に参加。子どもさんの方が楽しめる?と予想・・以上。大人も楽しめた。無心になって楽しみました。