春日山原始林を未来へつなぐ会

観察会

【報告】10/21 第19回春日山原始林観察会を開催しました。

9月29日に予定していた第19回観察会 今が一番ピッカピカ! 森の宝石「ルリセンチコガネ」を探そう!は中止としていましたが、その後、講師の中村さんと日程調整を行い、9月の時点でお申し込みいただいた方を中心に10月21日(日)に同様の観察会を実施することが出来ました!10月に入ってからバタバタと進みましたので、大きく広報は行わず、9月の代替日として実施することとしました。

 抜けるような青空の下、小学生2名を含む14人にご参加いただきました。

午前中はひなた・日陰と場所を変えて糞虫を探し、午後からは北部遊歩道で講師の中村さんが朝から仕掛けた糞に集まる糞虫を観察。

 単なる糞虫探しや一方的な講義を聞くのではなく、参加者が自分たちで調査し、その結果をふまえて生息状況を考察する、という科学的なストーリーが素晴らしく、参加者の方からも好評でした。

ひなたではカドマルエンマコガネ、チビコエンマコガネ、ウスイロマグソコガネ、日陰ではルリセンチコガネ、センチコガネなどさまざまな種類を観察し、原始林の生物多様性に触れることができました。

【参加者の感想】

大変楽しい有意義な観察会でした。いっぱい見られて良かった。オオセンチコガネ、センチコガネ両方見られて良かった。

中村先生と一緒に説明を聞きながらルリセンチコガネを見つけることが出来て とても楽しく奈良公園の自然にも関心をもてました。

いろんな ふん虫が見れておもしろかった。

初めての機会でした。これからは気を付けて見ようと思います。

生態の違いも分かって良かった。

シカのふん1つにふん虫1匹位の勢いでいるのかと思っていたので意外でした。

初めて観察会に参加。子どもさんの方が楽しめる?と予想・・以上。大人も楽しめた。無心になって楽しみました。

 


第20回世界遺産春日山原始林観察会 奈良公園でどんぐりと遊ぼう

第20回となる観察会のテーマは「どんぐり」です。
春日山原始林の照葉樹林はどんぐりの木の森。どんぐりに様々な種類があるのをご存知ですか?
奈良公園を含め、春日山の木々のどんぐりを知ることで、森はもっと楽しくなります。

講師は、つなぐ会の副会長で、巨樹の会のガイドでもある酒井さん。
木工作家でもある酒井さんが作ったどんぐりクラフトの参加賞も!

秋の日をぜひ親子で(大人でももちろん!)ご参加ください。

第20回世界遺産春日山原始林観察会
「奈良公園でドングリと遊ぼう」
身近なドングリもよく観ると種類によって様々な大きさや形がいろいろあります。
ずんぐりむっくり、細長くスマート、小さく丸いものなど…どんぐり帽子(正式名:殻斗[かくと])も横の縞模様、うろこ模様以外がのものなど…どのドングリにも個性豊かな特徴があります。
また、ドングリの仲間では、美味しいドングリも…試食もあります
参加された方々には、ドングリのクラフト作品の作品賞もあります
さあ秋の一日、いろいろなドングリ拾いを楽しみませんか!!
※春日山原始林内は採取禁止のため、ドングリの持ち帰りはできません。ご了承ください。

開催日:2018年11月4日(日)
時 間:10:00〜14:00
集合場所:春日野国際フォーラム(旧名称:新公会堂)
対 象:小学生から大人までどなたでも
定 員:30名(先着順)
観察場所:奈良公園と春日山原始林
参加費:おひとり500円(保険、資料代)
持ち物:お昼の弁当、飲み物、筆記具(雨具)
講 師:酒井二郎さん(グリーンあすなら巨樹ガイド・つなぐ会副会長

お申し込み方法
メールで下記あてに
1. お名前(参加者全員)
2.ご住所 
3.電話番号 をご連絡ください。
※小学生のお子様の場合は年齢も合わせてお知らせください。

申し込みメールアドレス:kasugatsunagu@gmail.com


【報告】8/25 シカと友だちになろう!

1ヶ月ほど経過してしまいましたが、8月に開催した親子向けのプログラム「シカと友だちになろう」についてのレポートです。
このプログラムは、奈良公園の生態系とシカについて学ぶプログラムとなっています。
まずは、ちょうどこの時期に開催している「夏の鹿寄せ」を見学。
その後は、飛火野エリアの自然を探しながら学ぶフィールドビンゴで、シカとシバの関係や生態系について学びました。
実は、今回のスタッフには、次回の講師をお願いする中村さんにもこっそり参加いただいたこともあり、シカと糞虫についても よく知る事ができました。
後半は、奈良の鹿愛護会の「鹿苑」へ。職員の方から鹿苑内のシカについての説明などを受けた後、室内へ移動して、「シカのシロちゃん」のお話、シカ角のクラフト体験です。紙ヤスリを使って角のストラップを作りました。
シカについては、奈良のシンボルと言われるもののどの様な暮らしをしているかまではあまり知られていないようです。また、春日山原始林を含めた奈良公園の自然環境に対して、シカの影響が大きいことも知ってもらう機会となったかと思います。 ■参加者の声(抜粋) ・ルリセンチコガネを見つけたこと。木のお話。シカと遊べたこと。ストラップを作ったこと。
・ルリセンチコガネをぶんかいしたしたやつの ぜんぶのぶひんをとれたこと。
・ナンキンハゼが増えすぎているということ。白ちゃんの子どもが交通事故で死んでしまった。昔よりフン虫が減った気がします。季節かなぁ。
・シカの角の生え替わり。公園のシバのひみつ。植物の進化(小さくなったり、トゲが増えたり)
・面白かったことは、公園内を歩き回っていろんな植物が見れたことです。シカが植物を食べるごとに、植物は食べられないように小さくなるということを初めて知りました。
・エビフライが おもしろかった。はじめて知りました。
・普段、奈良公園へ来ても訪れないような場所を歩き、いつもと違った点から見ることができました。色鮮やかなルリセンチコガネを見つけることができて 楽しかったです。
・シロちゃんのお話。フン虫が思ったより小さいこと。
プログラム協力:一般財団法人奈良の鹿愛護会