春日山原始林を未来へつなぐ会

観察会

【参加者募集】第22回春日山原始林観察会「春日山遊歩道一周ウォーク」

いよいよ師走となりました。変に暖かい日があったり、おかしな天候は続いていますが、紅葉も見頃を過ぎつつあり、次第に冬の気配が近づいています。

つなぐ会の次回の観察会は来年の1月20日。寒い時期にはなりますが、かつて観光バスを走らせるために作られた春日山遊歩道を踏破するウォーキングをメインとした観察会を実施します。

保全活動実施エリアのほか、昨年、今年の台風等で土砂崩れや倒木のあった場所なども見ながら、冬の森を楽しみたいと思います。

いつもは足を止めて解説の多い観察会ですが、今回は歩くことを中心に実施します。

「難しい話は苦手だ」という方にもご参加いただきたい観察会となっています。ぜひ、お気軽にご参加ください。


第22回春日山原始林観察会「春日山遊歩道一周ウォーク」
集 合:2019年1月20日(日) 9:30 春日大社本殿バス停前 
行 程:遊歩道北部入口~若草山山頂~鶯の滝~春日山石窟仏~首切地蔵~遊歩道南部入口
(行程約12Km、歩行時間約4時間半)

解 散:15:00頃予定
対 象:全行程を歩ききれる方(小学生以下は保護者同伴)
定 員:30名(先着順)
参加費:小学生以上500円(保険料、資料代込)
持ち物:昼食、飲み物、敷物、雨具、タオル
服 装:暖かく歩きやすい服装
(体温調整のため、着脱しやすい上着をおすすめします)

雨天の対応:当日6時50分のNHK天気予報で、午前中の雨の確率が50%以上であれば中止、50%未満の場合は実施します。

お申し込み
以下のフォームよりお申し込みください。


【報告】原始林でネイチャーゲーム!

2018年12月02日

少し時間がたってしまいましたが、11月に開催した第21回観察会「原始林でネイチャーゲーム」についてレポートします。

当日は、秋晴れの良い天気。お子さんの参加がキャンセルによりなくなってしまいましたが、大きな子どもたち(笑)で原始林を楽しみました。

体験のテーマは「原始林の中で五感を働かせて、何かを見つけよう。見つけてそれを、皆でシェアしよう。」

ネイチャーゲームは、アメリカで開発された自然を五感を使って楽しむためのゲーム(アクティビティ)です。

今回、講師役となっていただいたのは、つなぐ会のメンバーでもあり、奈良県でネイチャーゲームの普及を進める「奈良県シェアリングネイチャー協会」の理事長でもある山本さん。

どんぐりを隠したり探すゲームではリスや鳥になって、森を体験。じっと黙ってサイレントや目をつぶって原始林を五感見ることも楽しみました。

これまでの観察会とは大きく異なるアプローチに大きな子どもたちにも新鮮な体験だったようです。

■参加者の感想

観察会の中にネイチャーゲームを1つでいいから取り入れることを望みます。

観察会をゆったり五感を使って歩くのは初めてでした。いろいろ発見があり楽しかったです。

一日いろいろと遊んで大変に楽しいひと時でした。

ネイチャーゲーム初めてでしたが、面白かったです。子供たちに体験させたいです。

ネイチャーゲーム初めて参加しましたがいつもと異なる、五感を使った視方を学ぶ。

ネイチャーゲーム、大人も子供も楽しめますね。自然を感じ取ることが出来ました。

 


【報告】小学校の遠足支援

徐々に紅葉が綺麗になってきました。奈良公園も見頃を迎えていますね。

さて、つなぐ会では、今年度より、奈良市の「エコキッズならのこども」という小学3年生向けの環境教育の出前授業を行う団体として、登録しています。
今年度希望された学校が2校あり、そのうち1校は春日山原始林が校区にほど近い椿井小学校でした。

ECOキッズの授業では、地球温暖化問題に関することと、普段、無意識的に眺めている森(春日山)がどのような森なのかに気づいてもらう授業を行ないました。
後日、先生方より「秋の遠足で春日山を歩こうと思う」とご相談いただいたので、ぜひお手伝いさせてください!となりました。

つなぐ会の普及啓発WGのメンバーで、遠足に同行。春日山の木々のこと、今起こっている事(ナラ枯れ、下層植生の衰退)、ただ歩いてるだけでは見過ごしてもらう所に気づいてもらいました。

奈良の市街地の中にある椿井小学校から、春日山を鶯の滝まで歩き、若草山を下山するコース。全体で15キロほどの道のりを元気に歩いてくれました。

終了後、学校からお礼のお手紙が届きました!
みなさん、今まで見ていただけの春日山がグッと身近に感じてもらえたようです。

つなぐ会では、このような形で、学校での環境教育支援も行なっていければと考えております。ご関心がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

※この活動は、アサヒグループホールディングス(株)の「アサヒワンビールクラブ」よりご支援いただいております。