春日山原始林を未来へつなぐ会

観察会

【報告】原始林でネイチャーゲーム!

2018年12月02日

少し時間がたってしまいましたが、11月に開催した第21回観察会「原始林でネイチャーゲーム」についてレポートします。

当日は、秋晴れの良い天気。お子さんの参加がキャンセルによりなくなってしまいましたが、大きな子どもたち(笑)で原始林を楽しみました。

体験のテーマは「原始林の中で五感を働かせて、何かを見つけよう。見つけてそれを、皆でシェアしよう。」

ネイチャーゲームは、アメリカで開発された自然を五感を使って楽しむためのゲーム(アクティビティ)です。

今回、講師役となっていただいたのは、つなぐ会のメンバーでもあり、奈良県でネイチャーゲームの普及を進める「奈良県シェアリングネイチャー協会」の理事長でもある山本さん。

どんぐりを隠したり探すゲームではリスや鳥になって、森を体験。じっと黙ってサイレントや目をつぶって原始林を五感見ることも楽しみました。

これまでの観察会とは大きく異なるアプローチに大きな子どもたちにも新鮮な体験だったようです。

■参加者の感想

観察会の中にネイチャーゲームを1つでいいから取り入れることを望みます。

観察会をゆったり五感を使って歩くのは初めてでした。いろいろ発見があり楽しかったです。

一日いろいろと遊んで大変に楽しいひと時でした。

ネイチャーゲーム初めてでしたが、面白かったです。子供たちに体験させたいです。

ネイチャーゲーム初めて参加しましたがいつもと異なる、五感を使った視方を学ぶ。

ネイチャーゲーム、大人も子供も楽しめますね。自然を感じ取ることが出来ました。

 


【報告】小学校の遠足支援

徐々に紅葉が綺麗になってきました。奈良公園も見頃を迎えていますね。

さて、つなぐ会では、今年度より、奈良市の「エコキッズならのこども」という小学3年生向けの環境教育の出前授業を行う団体として、登録しています。
今年度希望された学校が2校あり、そのうち1校は春日山原始林が校区にほど近い椿井小学校でした。

ECOキッズの授業では、地球温暖化問題に関することと、普段、無意識的に眺めている森(春日山)がどのような森なのかに気づいてもらう授業を行ないました。
後日、先生方より「秋の遠足で春日山を歩こうと思う」とご相談いただいたので、ぜひお手伝いさせてください!となりました。

つなぐ会の普及啓発WGのメンバーで、遠足に同行。春日山の木々のこと、今起こっている事(ナラ枯れ、下層植生の衰退)、ただ歩いてるだけでは見過ごしてもらう所に気づいてもらいました。

奈良の市街地の中にある椿井小学校から、春日山を鶯の滝まで歩き、若草山を下山するコース。全体で15キロほどの道のりを元気に歩いてくれました。

終了後、学校からお礼のお手紙が届きました!
みなさん、今まで見ていただけの春日山がグッと身近に感じてもらえたようです。

つなぐ会では、このような形で、学校での環境教育支援も行なっていければと考えております。ご関心がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

※この活動は、アサヒグループホールディングス(株)の「アサヒワンビールクラブ」よりご支援いただいております。

 

 


【報告】第20回春日山原始林観察会

2018年11月12日

秋晴れの中、第20回となる「世界遺産春日山原始林観察会」を開催しました。

今回のテーマは「どんぐり」春日山原始林はシイ・カシ類を中心とした常緑広葉樹の森。つまり、色々な種類のどんぐりがある森です。

講師役は、当会副会長の酒井さん。
春日山原始林と奈良公園のどんぐりを巡り歩きました。
今年は夏の猛暑続き、2度の台風襲来の影響からか、原始林及び奈良公園平坦部にドングリの実が少ないようです。

そのため、説明用のどんぐりを用意しじっくり観察してその違いを確認しました。

 

春日山遊歩道北部のイチイガシ巨樹。

原始林の現状についても合わせてお伝えしました。

奈良公園内では、スダジイや

【参加者の声】

ナラ枯れの恐ろしさを実感。人が炭を使わなくなり、自然のサイクルに難しい課題が発生。守ることの大切さを痛感。

どんぐりのことがいろいろとわかった

どんぐりに興味があり独学で種類を覚えていたが、実地で詳しく解説が聞けて飛躍的に理解が深まった。子どもも地元の貴重な自然と触れ合えて喜んでいる。

クリスマスツリーを作るのが楽しかった(アラカシの葉)

ドングリ・樹木の種類や特徴が多く、興味を持った

説明がわかりやすく、実物も見て楽しく観察できた

ドングリ以外のことも教えてもらえてよかった

ドングリをこれほどゆっくり見たことはなかった。いろいろあって驚いた

種類が多いことを知った。違いを知ってうれしかった。

ドングリのことがたくさんわかった。見分け方もわかってよかった

図鑑では見分けられないドングリも、詳しい解説でよくわかった

多種類のドングリ、勉強になった。子どもには少し難しかったかな?