春の訪れを感じる3月7日に、第32回となる世界遺産春日山原始林観察会「野鳥編」を開催しました。当日のスタッフから報告がありましたのでアップいたします。
当日は良い天気になりました。
予め原始林内には野鳥が少ないこと
シジュウカラ、ヤマガ
双眼鏡を持っていない方もあって、取り扱い方や買う時の注意点な
(レポート:中西)
参加者の声(抜粋)
・楽しく歩けた。のんびり観察できた
・双眼鏡の使い方なども知らなかったので教えてもらえてよかった。
・鳥が少なかったのが残念ですが、説明はとても詳しくて楽しめました。
・イカルの声が聞けてよかった。
・ヤマガラを初めて見れました。
・イヌガシ、シキミの花をしっかり見られてよかった。
・キバシリが見れた。
写真は後日、事務局が撮影したソウシチョウ。美しい姿をしていますが、特定外来生物にしていされており、ウグイスやオオルリの営巣場所と競合すると言われています。標高の高い(だいたい1000m程度)のササの発達した落葉広葉樹林で繁殖し、越冬期には低標高に移動する漂鳥だそうで、この時期は群れで行動するようです。
2021年03月02日
春日山原始林アートプロジェクト2020の展覧会「春日山原始林・滝坂の道の大きな杉」が開催中です。
開催初日には、トークイベントを行いました。その模様は、YoutubeLiveで配信を行いました。
事務局長の杉山と、元つなぐ会スタッフで、今回フィールドワークで講師を務めた岩田さん、ワークショップの講師として参加してくれた熊田さん、木下さんと、春日山原始林と滝坂の大杉の事、作品に込めた想いや、この展示会の意義、これから春日山でやってみたいことをいろいろ話しています。
会場となっているBONCHIは、奈良市のもちいどの商店街の中にある、創業支援をテーマとした施設ですが、商店街を歩くさまざまな方が足を止めて、展示をみてくださっています。
会期はもう少しとなっていますが、ぜひお立ち寄りください。
2021年02月18日
ここ数年、耳にするようになった「SDGs」。
みなさんご存知ですか?あまりピンとこない方も多いかもしれませんが、私たちが地球に暮らし豊かな暮らしを営んでいくための具体的な目標を17個定めそれに向かって皆で協力していきましょうという世界的な取り組みです。
つなぐ会では、このSDGs実現に向けた取り組みとして、修学旅行などで訪れた児童・生徒に向けて学びの機会を提供するプロジェクトとして、「奈良新しい学び旅推進協議会」に協力しています。
その一環として、実証実験が行われているのが「奈良SDGs学び旅」です。奈良教育大学でSDGsを実現するための学び(=ESD:持続可能な開発のための教育)を研究・実践している先生方との連携により、春日山原始林を含む奈良市中心部でのフィールドワークの実践を行っています。
つなぐ会では、この活動に賛同し、春日山原始林のフィールドワークのガイドをSDGsの学びの一環して実施していくことになりました。
SDGsと奈良の文化遺産がどんな関係があるのか?紹介動画がありますのでみなさんにもみていただければと思います。
東大寺編
奈良のシカ・奈良公園 編
元興寺・奈良町編
春日山が残ってきた歴史的背景や自然環境、また現在の森の課題をどのように解決し「春日山原始林を未来へつなぐ」のか、私たちの活動はSDGsが目指すものと同じゴールを持っています。
教育の場でも春日山原始林を知ってもらうことで、春日山を守ろうという活動が継続して行けばと思います。