七夕の日。
第24回目となる観察会が開催されました。今回のテーマは「昆虫」。
昆虫写真家で奈良県レッドデータブック策定分科会の委員もされている伊藤ふくおさんを講師に迎え実施されました。
参加者のほとんどは親子連れ。やはり、昆虫は身近な自然の対象物として人気があるのだと感じました。
コースは若草山を登って春日山を降りる。。。予定でしたが、結局、若草山を少し登ったところまでしか進みませんでした。
それだけ目をこらすとたくさんの昆虫達が暮らしているということ。
近年の気候変動による影響で生態系の変化が見えることなどについても、伊藤さんの気さくなお話と共に学ぶ機会となったようです。
参加者の声(抜粋)
・若草山の麓からほんのちょっと歩いただけで多様な種類の昆虫を観察できて驚いた。
・初めて参加したが、外来種の勢いのすごさにびっくりした。
・一人で歩いたら全く名前の見当もつかなかったので説明がきけてよかった。ヒメハルゼミが一斉に啼く習性が知れたことや、ルリセンチコガネを発見できたこともよかった。
・温暖化で生態系が変わりつつあることも実感できました。
第24回となる世界遺産春日山原始林観察会*、今回は昆虫写真家として数多くの書籍も発行している伊藤ふくおさんをお迎えして、昆虫の観察会を開催します!
第24回 世界遺産春日山原始林観察会
伊藤ふくおさんと春日山原始林の虫を追っかけよう!
奈良県レッドデータブック策定分科会の委員でもある伊藤さんと一緒にあるけば、どんな虫とも友達になれます!
季節は夏!昆虫たちの賑わう夏の春日山原始林で貴重な体験をしてみませんか?
■開催概要
開催日 2019年7月7日(日)10:00〜14:00
集 合 春日大社本殿前バス停
定 員 20名(先着順)
ルート 若草山登山口〜三重目〜春日山遊歩道北部下山(予定)
参加費 500円(保険代込み・若草山入山料は別途必要)
※小学生以下は保護者同伴
持ち物 帽子、タオル、飲み物、昼食、敷物、筆記用具、
リュックサック、トレッキングポール(あれば)など
※暑さ・熱中症対策を各自万全にしてお越しください。
服 装 長袖(着脱ぎできるもの)、長ズボン、長めの靴下推奨
帽子着用。
※ヤマビルが発生する恐れがあります。
お申し込みは下記フォームよりお願いします。
https://forms.gle/gW4euQdEEBHtQcNGA
*世界遺産春日山原始林観察会とは?
「世界遺産春日山原始林観察会」は、市民のみなさんを対象に春日山原始林について知り、学んでいただくことを目的に開催するつなぐ会の主催事業です。
毎回テーマ 設定し、研究者や専門家などを講師をお願いし開催します。
6月4日に春日山原始林を未来へつなぐ会の2019年度の総会が終了。
全ての議題が承認されました。
つなぐ会の運営は5年を経過しまし、それなりに実績も増えてきましたが、運営面(資金面)での課題がまだ山積している状況です。
2019年度は、これまでの経験を活かし広く活動の意義について理解を広げて、支援の輪を広げていければと考えています。
また、記念講演として、一般財団法人 奈良の鹿愛護会の臨時研究員東城義則氏より奈良のシカと人との関わりについて講演をいただきました。
人はシカとどのように接して、どのように扱ってきたのか、愛護会のあり方の基礎を学ぶ機会となり、非常に興味深いものでした。
2019年はすでにスタートして半ばとはなっていますが、さらに気を引き締め活動を続けていきたいと思います。
この5年間の活動を報告書の形式にまとめました。
お時間があればご覧ください。