春日山原始林は、世界遺産にも指定されている森ですが、その認知度は決して高くないのが現状です。最近は特に外国人の観光客も増加傾向にありますが、原始林については知らない方が多くいらっしゃいます。
そのため、つなぐ会では、在留の外国人の方々との交流の意味も含め、原始林を楽しく歩く観察会を企画しました。
通常の観察会よりもより「原始林を歩く」事に重点をおいた観察会となります。
この機会に是非ご参加ください。
日時 7月7日(土)10時~15時 小雨決行
コース 春日大社~滝坂の道~首切地蔵~南部遊歩道~春日大社
集合場所 春日大社国宝殿前
持ちもの 昼食、飲み物、雨具、敷物、長袖長ズホン
募集人数 50名 外国人の方日本人の方どなたでも
参加費 500円(保険料、資料代)
申し込み 春日山原始林を未来へつなぐ会
kasugatsunagu@gmail.com
(件名に7/7交流ウォーク希望と記載してください)
さて、さて、ひと月前の話ですが、アースデイ奈良で開催した「春日山自然学校プロジェクト」。お天気も良い中で無事終了しました。
詳しい報告は、SAVE JAPAN プロジェクトのウェブサイトに掲載しておりますので、こちらをご覧ください。
SAVE JAPAN プロジェクト「春日山自然学校プロジェクト」
今回、春日山を歩くコースには、高校生がスタッフとして入ってくれました。記録をお願いした所一眼レフをもって撮影してくれたので、ここではその写真をアップさせていただきます。
集合写真!ここから4つのコースに別れました。
春日山コースは大人から子どもまで幅広くご参加いただきました。
水谷川沿いの風景。イロハモミジの新緑が美しいですね。
遊歩道手前で、ちょっとお話。春日山原始林がどんな森なのかを説明しています。
新緑の春日山遊歩道。この日は天気もよく若草色がとても美しい!
ナギ林エリアで、原始林の抱えている問題について簡単にお話。
皆さん耳を傾けてくれています。
天然記念物の碑と奥には「洞の仏頭石」が。
立ち枯れたツクバネガシの枯木。そこから伸びているのは、コシアブラ。
素敵な写真を撮影してくれたFくん。ありがとうございました。
あっという間に5月も後半…。
既に数ヶ月が経過してしまいましたが、3月に開催した「ならまちの変遷からシカを考える」のレポートです。
つなぐ会にとって、「シカと森の共生」は一つの大きなテーマです。
人々が多く暮らす奈良町での「人とシカ」のあり方を見つめ直し、これからの関係を考えていくことで「原始林とシカ」の共生のヒントが見えてくるのではないかと考えています。
今回の観察会は「まち歩き」と「講義」をあわせた観察会。
講師に国立民族博物館、外来研究員の東城さんをお迎えして開催しました。
いつもは春日大社からスタートする観察会ですが、今回はJR奈良駅!
奈良の旧市街にあたる奈良町エリアを歩きながら「人とシカ」の歴史について学びました。
途中、奈良町資料館では、大和名所図会や昔の奈良町周辺の絵地図資料なども見学しながら、ならまちの変遷についてまち歩きを楽しみました。
その後、奈良のシカ愛護会の鹿苑から鹿を見学してから、室内での講義。奈良の鹿愛護会の活動内容や鹿苑がどのようになっているかなどを詳しくお話を頂いた他、昔の人々の鹿との付き合い方について講義いただきました。
参加者の声(抜粋)